設立経緯

静岡県を主体として、静岡県全体を3つの産業集中地域に区分けし、「ファルマバレー」「フードバレー」そして「フォトンバレー」として医療・食材・光技術を基軸とした産業活性事業の展開が進められています。その構想に基づき、浜松市や浜松商工会議所は、経済産業省の進める地域クラスター事業を介して、地域にある企業をクラスター組織としてまとめ、次世代産業としての光技術の発展を目指してきました。2002年からのオプトロニクスクラスター事業は、浜松地域イノベーション推進機構が主体となって産学官の連携を構築し、さまざまな産業シーズ技術の発展に尽力。その流れの中で、浜松ホトニクスを含めた地域の光関連企業をネットワーク化し、光のネットワーク構築を行い、30社程度の企業からなるクラスター構築を達成しました。その後、クラスター事業に対する国からの支援が終了したことで、新たなクラスター事業の展開が求められています。

2013年には、本学、浜松ホトニクス、静岡大学および浜松医科大学の4者による「浜松光尖端都市宣言」が発表され、2014年には国の助成による「光創起イノベーション研究拠点」の設置も完了。当地域が、地域における国際化と光産業の世界的な中心地になるべく、活動が開始されています。


OptoNext Hamamatsu」構想はこうした流れの中で誕生し、ドイツやアメリカなど世界的な光産業クラスターと協力関係を築けるネットワーク組織となることを目指しています。2016年には本学を中心に「OptoNext Hamamatsu準備会議」を創設。2017年には「OptoNext Hamamatsu」として本格稼働を開始しました。

浜松から全国へ、そして世界へ。幅広い産業に向けて、光によるイノベーションを発信していきたいと考えています。